田舎暮らし通信 『むらまつ』

古楽器

新潟はワンコインコンサートの発祥の地と以前に書いた。
昼の部でワンコイン(500円)、夜は同じメンバーで「プライムコンサート1500」というワンコインより内容の濃い演奏を1500円で聴ける、これも魅力だ。
昨日はこちらのほうを聴いた。
ピアノ五重奏だった。
ピアノを見せてもらったが、シューベルトの時代のもので外観はチェンバロに似ているが小さなハンマーのついたまさしくピアノだ、200年の歴史を語るように満身創痍だが実にやわらかくやさしい音がする。
コントラバスやチェロも古楽器で現在のものとちょっと形や大きさが違うが、これもやさしい音である。
現在のピアノ五重奏はピアノの音が一段と大きく派手に弾かれ、ピアノが主役という感じがするが、ピアノ五重奏とはそういうものだと思っていた。
今回のものを聴くとピアノは他の楽器の一員という感じで目立たず他の楽器と溶け込んで一体となっている、いわばピアノが主役ではなく、ピアノも入った五重奏という感じだった。
しかも全部の楽器が柔らかでやさしいアンサンブルをかもし出してとても癒される音楽だった。
シューベルトの時代のピアノ五重奏とはこういうものだったのかと改めて思った。
そして最後にはこのためにあるとさえ思われるシューベルト作曲の「ます」の演奏に感動した。
今まで聴いてきたものはやはりピアノが元気で、渓流を元気に泳ぎ、さかのぼる「ます」をイメージしていたが
今回の「ます」は透き通る清流の中をゆったりと優雅に泳ぐ「ます」だった。
今のピアノは大きな音がするのでどうしてもそうなってしまうのかもしれないが、シューベルト時代のピアノと古楽器による「ます」を聴いて本当に感動を新たにした。
貴重な経験だった、そして癒されてあったかい気持ちで帰路に着いた。

1-img022.jpg
左はモーツアルト時代のピアノ(昼の部) 右がシューベルト時代のピアノ(夜の部)
どちらもかなり痛んでいるが調律はしっかりやられているという。


クリックして一票をお願いします
    ↓

  1. 2013/10/08(火) 10:30:55|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<草取り続き | ホーム | 冬の使者>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://otk01.blog111.fc2.com/tb.php/868-05980fcf
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

月別アーカイブ

最新コメント

リンク

田舎暮らし